8月26日 早朝勉強会 感想文の担当は、千々和です!
学問のすゝめ 十六編 心事と働きと相当すべきの論 福沢先生は議論は大いにすべしということをおっしゃられていますが、今回はその議論と実業を寸分も相齟齬しないように正しく平均させる(バランスを取る)ことが大切というお話でした。 議論=心に思うところを言に発し書に記すもの。内に存するもの 実業=心に思うところを外にあらわし、外物に接して処置を施すこと。外物制せられて自由なるを得ざるもの もしもバランスを崩し、「議論<実業」となると、場所柄、時節柄をわきまえることができず、発狂人ともとれる。 「議論>実業」となると、人にいとわれて孤立し、常に不平不満を抱くようになる。 バランスを崩さないように、他人の働きにくちばしを入れようとするのであれば、自らの身をその働きの地位に置いて自らを顧みなさい。異類の仕事であったならば、働きにおいて自他の比較をすれば大きな誤りをすることはないだろうということです。 他人の批判をする前に、まずご自身でやってみなはれということでしょうか。 バランスが取れると、「言語容貌活発にして胸中の快楽が溢るるが如き者」になれるようです。 かくありたいものです。