海外には健康保険制度がないことは、有名な話ですよね。
インドも例に漏れることなく、一部の所得層を除いて健康保険制度がありません。
そのため、企業が従業員さんのために入院の補償を掛けてあげて、死亡保障は各自加入するのが当たり前になっているそうです。100万円あれば葬式関係の費用には十分だし、なんと相続税は無いとのこと。
自動車保険は、車の修理費についてはいわゆる過失割合がなく、
事故にあった場合、日本でいうところの被害事故でも自分の車は自分で修理する必要があります。
毎日事故対応をしている自分からすると、「そんな馬鹿な」という感じ。ただ、ケガについては過失割合があり、自動車保険に入るのが当たり前になっています。
インドでは、日本のように地震リスクはあまり考えなくて良いようです。
ただし、北部の方はヒマラヤ山脈があるので全く考えなくても良いというわけではありません。
南部はサイクロンによる風災、水災に気を付けなければなりません。2000年くらいまでは国営の損保会社しかなく、2000年以降に自由化され民間企業が参入しました。
今では民間の損保会社が市場シェア60%を占めるくらいに成長していました。今後2030年頃までには10兆円規模の市場(今は5兆円・世界15位)になることが見込まれていて、どんどん民間損保が参入してきそうな勢いですね。